今日の1科学【モモンガの天敵】
モモンガにはどんな天敵がいるのでしょうか。
モモンガは、大きく2つに分けられます。ネズミ目リス科のモモンガと、カンガルー目フクロモモンガ科のフクロモモンガです。
カンガルー目は、お腹に袋を持つ「有袋類」の一つで、他にコアラやフクロオオカミやフクロネコなどがいます。有袋類は1億2500万年ほど前に、人やモモンガなど袋を持たない哺乳類と分かれました。
とても遠い仲間なのに、モモンガもフクロモモンガも、姿がそっくりで空を飛びます。それぞれの環境に合わせて進化した結果、同じ能力を持ち、生態系のなかで似た役割を果たすようになったんですね。
このような進化を「収れん進化」といいます。オオカミとフクロオオカミや、ネコとフクロネコも、収れん進化です。
ネズミ目のモモンガとフクロモモンガは、生態系のなかの立場が似ているので、天敵も似ています。どちらもフクロウやネコやヘビが天敵で、さらにフクロモモンガの場合はオオトカゲも天敵です。