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妖怪大行進 第2話

柳田理科雄のちょこっと解説!

柳田理科雄

今日の1科学【ソバ粉】
蕎麦は、どういう食べ物でしょうか。

植物としてのソバは、ナデシコ目タデ科で、道端によく生えているイヌタデや、染料になるアイ(藍)の仲間です。

日本では、縄文時代から栽培され、昔は実をそのままゆでて食べていました。鎌倉時代から、身を石臼で挽いて粉にして、お湯で練った「そばがき」が食べられるようになりました。現在のように麺にして食べるようになったのは江戸時代からで、薄く伸ばした生地を専用の包丁で薄く切ったので「そば切り」と呼ばれていました。

ソバは、気温が高く、雨の多い土地では育ちませんが、それ以外の地方では世界中で食べられています。フランスにも、クレープによく似た「ガレット」というお菓子があります。