今日の1科学【ソバ粉】
蕎麦は、どういう食べ物でしょうか。
植物としてのソバは、ナデシコ目タデ科で、道端によく生えているイヌタデや、染料になるアイ(藍)の仲間です。
日本では、縄文時代から栽培され、昔は実をそのままゆでて食べていました。鎌倉時代から、身を石臼で挽いて粉にして、お湯で練った「そばがき」が食べられるようになりました。現在のように麺にして食べるようになったのは江戸時代からで、薄く伸ばした生地を専用の包丁で薄く切ったので「そば切り」と呼ばれていました。
ソバは、気温が高く、雨の多い土地では育ちませんが、それ以外の地方では世界中で食べられています。フランスにも、クレープによく似た「ガレット」というお菓子があります。