今日の1科学【こんな時間】
エイコは、夜になってもモモンガ先生が帰ってこないので、心配しています。窓の外には、左半分の月が丸いほうを下にして出ています。これは、何時ぐらいなのでしょうか。
月は、新月→三日月→上弦（じょうげん）の月（右半分の半月）→満月→下弦（かげん）の月（左半分の半月）→有明（ありあけ）の月（左側の端が光っている月）→新月と、形を変えていきます。それぞれの月は、次の時刻に出入りします。時刻は24時間法で表しています。
新月…6時に上る→もともと真っ黒なうえに太陽の光で見えない→18時に沈む
三日月…8時過ぎに上る（見えない）→日が沈むと西の空に見える→20時過ぎに沈む
上弦の月…12時に上る（見えない）→日が沈むと南の高い空に見える→24時に沈む
満月…18時に上る→6時に沈む
下弦の月…24時に上る→朝になると見えなくなる→12時に沈む
有明の月…2時過ぎに上る→朝になると見えなくなる→14時過ぎに沈む
上る時刻も沈む時刻もだんだん遅くなっていきます。また、上ってから沈むまで、どの月も12時間です。
マンガでは、下弦の月が空の低いところに出ています。ということは、もう12時を過ぎていて、その窓は東向きだということです。月は、時計や方位磁石の代わりにもなります。
