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わらしべ長者 第8話

柳田理科雄のちょこっと解説!

柳田理科雄

今日の1科学【先祖代々】
1人の人間には、先祖が何人いるのでしょうか。

1代前の先祖は両親の2人です。2代前は祖父母で4人。3代前は総祖父母で8人、4代前は16人。以前、この解説でネズミや吸血鬼が増えていく話を書きましたが、先祖も同じように増えていくんですね。

昔の人は結婚も出産も早かったので、平均25歳で子どもを産むと考えましょう。すると、100年さかのぼるごとに、先祖は4代さかのぼり、16倍になります。

200年前の先祖は16×16=256人、300年前は4096人、400年前は6万5500人、500年前は104万人、600年前は1680万人。うひょ~っ、ご先祖さま大爆発!

600万年前の1400年ごろ、日本の人口は500万人ぐらいだったので、同じ人が2つ以上の道筋で自分の先祖ということもあったはずです。600年以上前の日本人は、全員が私たちの先祖と考えることもできるのではないでしょうか。