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白雪姫 第8話

柳田理科雄のちょこっと解説!

柳田理科雄

今日の1科学【白馬】
馬には、毛の色が白い白馬(はくば)がいます。なぜ白馬は白いのでしょうか。

馬の毛には、人間の髪と同じようにメラニンが含まれています。メラニンには、黒いユーメラニンと、赤いフェオメラニンの2種類があります。馬の毛の色と模様には100種類以上がありますが、すべてどこの毛に、どんなメラニンが含まれているかで決まります。

ユーメラニンが多いと、真っ黒な「青毛(あおげ)」や「青鹿毛(あおかげ)」になります。ユーメラニンが少なく、フェオメラニンが多いと、焦げ茶色の「黒鹿毛」や茶色い「鹿毛」になります。

どちらも少ないと、真っ白な「白毛(しろげ)」や、クリーム色の「佐目毛(さめげ)」になります。これらの馬が、白馬と呼ばれます。