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ジャックと豆の木 第5話

柳田理科雄のちょこっと解説!

柳田理科雄

今日の1科学【すごい大金】
ジャックは、袋いっぱいの金貨を持ち帰りました(というか、盗んだ!)。いったいどれほどの金額だったのでしょうか。

金貨が、500円玉と同じ大きさだとしたら、直径2㎝6.5㎜、厚さ1.81㎜。このサイズの金は重さが19.3gになります。金の値段は1gあたり5000円ぐらいなので、1個で9万6000円!

これが袋いっぱいとなると、大変な金額になるでしょう。
金貨が1000枚だとしたら、ジャックが盗んだ金額は9600万円。大ドロボーです!

ご存じのように、ジャック親子はこの金貨を使い果たし、ジャックはまた豆の木を登っていきます。気になるのは、それがいつだったのか、ということです。

ツルになるマメ科の植物の多くは、春に芽を出して秋に枯れます。このような植物を「一年生植物」といいますが、豆の木が枯れないうちに再び登ったとしたら、親子は半年のうちに9600万円を使い果たしたことになりますよね? 半年で9600万円ということは、1ヵ月に1600万円! 1日に52万6000円!
いったい、どんな贅沢をしたのでしょうか。こんな金銭感覚では、貧乏になるのも当然だと思います。