今日の1科学【なぜ水が必要?】
モモンガ先生は、砂漠で太陽に照らされ、水をほしがって苦しんでいます。なぜ生き物には、水が必要なのでしょうか。
生き物の体のなかで、水はとても大切な役割を果たしています。
まず、水はいろいろなものをよく溶かすので、物質と物質の出会いの場になっています。物質と物質が出会って別の物質に変わることを「化学反応」といいます。呼吸も消化も化学反応の一つで、生き物は、体のなかでいろいろな化学反応が進むことで生きています。
また、水は液体なので、体のなかを流れて、さまざまな物質を運んでいます。これによって生きるのに必要な物質が、細胞に出入りしたり、全身に運ばれたりしています。
水はこのように、生き物の体で重要な役割を果たしています。細菌のなかには、空気がなくても生きられるものがいますが、水がなくても生きていける生き物はいません。