今日の1科学【濁流】
大雨が降ると、川の水の量が増えて流れも速くなり、水が濁ります。濁流は、なぜ起きるのでしょうか。
川の水には、3つの働きがあります。「浸食」と「運搬」と「堆積」です。
運搬の途中で、岩は割れて、小石、砂、泥と小さくなっていきます。また、川底を転がって、角が取れて丸くなります。これによって、上流には角張った大きな石が、下流には丸くて小さな石が多くなっています。
大雨が降ると、水の量が増え、流れも速くなるので、侵食や運搬の力が強くなります。こうしてたくさんの土砂が削られ、流されて、濁流になります。