今日の1科学【ニカワ】
ニカワとは、動物の骨や皮膚や腱(けん:筋肉の端にある骨につながる部分)に含まれる「コラーゲン」というタンパク質から作った接着剤です。純度の高いものは「ゼラチン」といい、お菓子や医薬品にも使われます。
ニカワは強い接着力を持っています。日本の弓は、3本の木を貼り合わせて作りますが、これに使われるのもニカワです。外国にもあり、バイオリンやチェロなどの胴を作るのに使われます。
ただし熱と湿気には弱いので、逆に、バイオリンの修理では、熱い水蒸気を当ててバラバラにします。