今日の1科学【空気の浮力】
水や空気が物を持ち上げようとする力を「浮力」といいます。水の場合は、物体が水中に沈むことによって、押しのけられた水の重さと同じです。
たとえば、5Lの物体があるとしましょう。これを手でつかんで3Lを水中に沈めると、3Lの水が押しのけられます。水の密度(体積あたりの重さ)は1Lあたり1㎏なので、浮力の大きさは3㎏になります。
空気の場合は、物体はすべて空気に包まれているので、押しのけられる空気の体積は、物体の体積と同じになります。空気の密度は、気温によっても変わりますが、1Lあたりおよそ1.2gです。だから、空気中では、1㎏の物体には1,2gの浮力が働きます。
人体の密度は水とほぼ同じで、1Lあたり1㎏です。だから、体重40㎏の人の体積は40Lで、48gの空気の浮力を受けていることになります。
[納涼特別編]妖怪大行進
COMIC:筆吉純一郎
夏の夜、道に迷ったモモンガ先生とエイコの前に、妖怪たちが次々に現れる。納涼特別編登場!