1話目から読む
今日の1科学【いくらでも出す】 『夕鶴』では、つうが織った鶴の千羽織は、1反が千両で売れました。これは、現在のお金でいくらになるのでしょうか。 日本銀行金融研究所貨幣博物館によれば、1両の価値は、何を基準にするかによって大きく違います。いちばん安くなるのは、米の値段を基準にしたときです。それでも、江戸時代の初めの1両は現在の10万円に当たるそうです。すると、千両は1億円! 『夕鶴』では、つうは鶴の千羽織を何枚も織りました。恩返しのしすぎではないでしょうか。