今日の1科学【足がシビレた】
正座して足がしびれたときの、あのジ~ンとした感じ、イヤですよねー。長く正座していると、足がしびれるのはなぜでしょうか?
正座をすると、太ももの裏側やふくらはぎの血管が押し潰され、血液の流れが悪くなって、足の先の神経に酸素が届かなくなります。すると、神経が働かなくなって、足を動かせなくなったり、足の感覚がなくなったりします。これが「足がしびれた」という状態です。
でも、足のしびれの苦しみは、それだけではありません。正座を解いて足を延ばすと、血液が流れて、酸素を受け取った神経が働き始めます。しかも、生き返った喜びからか、必要以上に活発に働くため、ジンジン、ピリピリという他では味わうことのない痛みに襲われます。このとき、誰かに足をツンツンされると、もう地獄の苦しみ!
正座をするとき、足のしびれを防ぐ方法は、
①背筋を伸ばして、体重をできるだけ膝にかける
②足の親指を重ねて、ときどき上下を逆にする
……など、いろいろあるそうです。