今日の1科学【イルカやクジラ】
イルカやクジラは哺乳類なので、肺呼吸して声を出しますが、声帯はありません。では、どうやって声を出すのでしょうか。
イルカとクジラは、同じ仲間の生き物です。
クジラには歯を持つハクジラと、歯の代わりにひげを持つヒゲクジラに分かれます。イルカは、ハクジラの1グループです。
イルカやクジラの頭には穴が開いています。これは鼻の穴で、気管を通じて肺につながっています。
ハクジラは、気管の一部を震わせて音を作り、頭にある「メロン体」という脂肪のかたまりで、音を大きくしたり整えたりして、前方に発射します。その音のほとんどは、高すぎて人間の耳には聞こえない超音波です。海のなかは暗いので、これがハクジラたちのコミュニケーションに役立っています。
ヒゲクジラにも声を出すものがありますが、その仕組みはよくわかっていません。