今日の1科学【ツノ】
頭にツノが生えているのは、ウシ目の動物の特徴です。ウマ目のサイにもツノがありますが、これは鼻の皮膚や毛が固まったもので、ウシ目の角とは別のものです。
ウシ目のツノは骨でできていて、大きく分けて3種類があります。
ウシ、スイギュウ、ヤギ、ヒツジのツノは、頭蓋骨から生えた骨の上に、皮膚が被さったもので、一生伸び続けます。
キリンのツノは、頭蓋骨の一部が盛り上がって皮が被さったもので、頭の上に2本、目のあいだに1本、頭の後ろに2本、あわせて5本あります。これも一生大きくなり続けます。
シカ、カモシカ、トナカイ、ヘラジカのツノは、柔らかい袋のなかに骨が作られ、伸びると皮を破って骨が表れます。毎年、春に生え変わります。トナカイはオスにもメスにも角がありますが、それ以外はオスにしか角はありません。
ツノといっても、いろいろです。