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美女と野獣 第7話

柳田理科雄のちょこっと解説!

柳田理科雄

今日の1科学【動物の寿命】
ウシの寿命は20年ほどです。人間の寿命は80年ぐらいですから、4分の1ぐらいでしかありません。なぜこんなに短いのでしょうか。

哺乳類の平均寿命をいくつか挙げてみましょう。ゴールデンハムスター2年、イヌ15年、ネコ20年、ウシ20年、ウマ25年、ツキノワグマ30年、ライオン25年、アフリカゾウ70年、インドゾウ80年、シロナガスクジラ85年。

「イヌ」と「ネコ」のように逆転している場合もありますが、全体的には、体が大きいほど長生きです。これは、体が大きいほど、体温を保つのに有利なので「体重に比べてそれほど食べる必要がない」「速く呼吸する必要がない」など、無理をしなくても生きていけるからだと考えられています。

ところが、ヒトは体の大きさに比べて、とても長生きです。ウシの寿命が短いというより、ヒトの寿命が飛び抜けて長いのです。

その理由の一に、医学の進歩があることは確実です。他にも「食べ物を調理する」「大人になるまでの期間が長い」「他の動物に比べて体温が低い」など、さまざまな理由が考えられていますが、はっきりしたことはわかっていません。