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赤ずきん 第1話

柳田理科雄のちょこっと解説!

柳田理科雄

今日の1科学【赤ずきん】
『赤ずきん』は、グリム兄弟が、ドイツの昔話を集めた『グリム童話』の1つです。
グリム童話の1つ1つには、「KHM番号」がついています。『赤ずきん』は「KHM26」です。これは、何の番号でしょうか。

『グリム童話』は、原題を『子どもと家庭のための昔話集(Kinder-und Hausmärchen:キンダー・ウント・ハウスメルヒェン)』といいます。第1巻が1812年、第2巻が1815年に出版され、何度か改訂されて、1857年に最後の第7版が出ました。
この間に、収録されている話は、156話から210話に増えました。そこで後の研究者たちが、第7版に載っていた順番に、原題の頭文字のKとHとMを取って番号をつけました。これがKHM番号です。

KHM1は『かえるの王さま』です。このマンガのシリーズでも取り上げた『ラプンツェル』はKHM12、『ヘンゼルとグレーテル』はKHM15、『シンデレラ』はKHM21です。どれも210話のうちの初めのほうに載っていたんですね。