今日の1科学【ネズミ】
ネズミとは、どんな動物なのでしょうか。
ネズ目ネズミ科には1300種がいますが、そのほとんどは野生で暮らす野ネズミです。日本で普通に「ネズミ」と呼ぶのは、人間の近くに住む「家ネズミで」で、ハツカネズミ、クマネズミ、ドブネズミの3種がいます。
ハツカネズミというと、白いものを思い浮かべますが、これは動物実験用に品種改良したもので、本来のハツカネズミは茶色です。体長は6~9㎝、尾長(尻尾の長さ)は4~8㎝、体重は10~25gぐらいです。
クマネズミは体長15~24㎝、尾長15~26㎝、体重150~200gと、ハツカネズミよりずっと大きく、ドブネズミは、体長19~28㎝、尾長15~22㎝、体重150~500gともっと大きい!
とても大きさが違うので、ヨーロッバやアメリカでは、同じ仲間の動物とは思われていません。ハツカネズミは「マウス」、クマネズミとドブネズミは「ラット」と呼ばれています。