今日の1科学【重心】
今日のマンガには「重心」という言葉が出てきます。重心とは「その物体を作る物質は、重さに注目したとき、平均してどの場所にあると考えられるか」ということです。
たとえば、太さが一定の棒の場合は、棒の真ん中が重心になります。
円では中心が、正方形や長方形では対角線の交点が重心になります。
人間がまっすぐ立ったとき、へそのあたりの腹と腰の中間が重心になります。
体を「くの字」にすると、重心はお腹の前の空間に来ます。このように、重心は物体からはみ出すこともあります。
物体を回転させながら、投げたり落としたりすると、重心を中心に回転しながら運動します。体が「く」の字になったとき、重心がどこに来るかは、水泳の跳び込み競技を見ていると、よくわかります。