今日の1科学【光合成】
植物は、葉から取り入れた二酸化炭素と、根から吸い上げた水を材料に、太陽の光のエネルギーで、糖やデンプンなどの炭水化物と、酸素を作ります。式で書くと、次のようになります。
二酸化炭素＋水＋エネルギー→炭水化物＋酸素
また、動物や植物は、酸素を吸い込んで、体内の炭水化物と反応させて、生きるためのエネルギーを取り出し、二酸化炭素と水（水蒸気）を出します。式は次のとおりです。
炭水化物＋酸素→二酸化炭素＋水＋エネルギー
2つの式を比べると、まったく逆になっていますね。
呼吸は、生きるためのエネルギーを取り出す反応なので、すべての生物が行いますが、光合成ができるのは、植物と、ワカメやミカヅキモなどの藻類と、一部の細菌だけです。
そして、炭水化物は植物の体を作る材料にもなります。植物は光合成によって、自分が成長するとともに、自分や他の生物が生きるための炭水化物と酸素を作り出し、空気中の二酸化炭素が増えすぎるのを防いでいます。
