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わらしべ長者 第2話

柳田理科雄のちょこっと解説!

柳田理科雄

今日の1科学【白猫】
ネコの毛は、いろんな色や模様をしています。なぜこんなにバラエティ豊かなのでしょうか。

生き物の体の色は、「色素」で決まります。人間の皮膚の色素には黒しかありませんが、ネコの毛の色素には、黒と茶色があります。どちらもなければ、白くなります。

また、毛の色など、体の特徴を決めるものを「遺伝子」といいます。人間の皮膚の色の遺伝子には、「濃いか薄いか」の1つしかありませんが、ネコの毛の色の遺伝子には、「黒い色素を作る」「茶色い色素を作る」「どちらも作らない」「黒を薄くする」「縞模様を細くする」など、11もあります。

ネコの毛は、2種類の色素を11のパターンで出すので、とても多様になります。