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ラプンツェル 第2話

柳田理科雄のちょこっと解説!

柳田理科雄

今日の1科学【高~い塔】
昔のヨーロッパでは、城や教会に、高い塔が建てられました。
初めの頃は、城の塔は見張りをするためのもの、教会の塔は鐘を吊るためのものでしたが、時代が経つにつれて、勢力と権威を示すためにどんどん高くなり、150mを超えるものも現れました。

『ラプンツェル』の物語が生まれたドイツにも、157mのケルン大聖堂(1248~1880)や161mのウルム大聖堂(1377~1890)などがありました。さっぽろテレビ塔が147mですから、作られた時代を考えるとビックリするような高さですね。
マンガのなかでは、ラプンツェルが住む塔の高さを12mとしていますが、これは岩波文庫『完訳グリム童話集(一)』の記述に則ったものです。