今日の1科学【白鳥】
「ハクチョウ」は、カモ目カモ科のオオハクチョウ、コハクチョウ、コブハクチョウなどをまとめて呼ぶ名前です。黒いコクチョウも白鳥の仲間です。
日本に住んでいるのはオオハクチョウとコハクチョウで、『みにくいあひるの子』の舞台になったヨーロッパには、コブハクチョウが住んでいます。
コブハクチョウは、くちばしのつけ根の上のほうに黒いコブがあります。また、オオハクチョウやコハクチョウはくちばしの根元が黄色く、先端が黒くなっていますが、コブハクチョウのくちばしは、先端の黒い部分が狭く、全体にオレンジ色です。マンガでは、黒城ろこ先生に、読者の皆さんに親しみのあるコハクチョウを描いてもらいました。
オオハクチョウとコハクチョウは、日本で冬を過ごし、夏はシベリアで卵を産み、ヒナを育てます。コブハクチョウは、夏に北ヨーロッパで卵を産み、冬は南ヨーロッパや北アフリカで過ごします。
ここから考えると、『みにくいアヒルの子』は、夏の物語だったということになりますね。