今日の1科学【豆の木】
個人的な話を書くと、『ジャックと豆の木』の本を初めて読んだとき、僕は「豆の『木』なんて変じゃない?」と思いました。
僕が知っていた「豆」というのは、祖母の畑のサヤエンドウだったので、「豆はツル性の植物」と思い込んでいたからです。
でも、これは間違った考え方でした。
マメ目マメ科の植物は、バラエティに富んでいます。たとえば、ダイズは茎が自力で立って30~90㎝の高さになります。ラッカセイは茎が立つものと、地面をはうものがあります。レンゲソウや、シロツメクサ(クローバーとも呼ばれる)は、茎が地面をはいます。つつくと葉が閉じて垂れ下がるオジギソウも、茎がまっすぐ立って伸びて高さ20~30㎝になります。
そして、マメ科のなかには、大きな木になるものもあります。アカシアは6~10m、ネムノキは10m、エンジュは25mにもなるんですね!
さすがに雲まで届くものはありません。ジャックの豆の木には、やっぱりビックリです。