今日の1科学【光合成】
光合成とは、植物が根から吸い上げた水と、葉から取り入れた二酸化炭素を材料に、太陽の光のエネルギーで、デンプンと酸素を作るはたらきです。なぜ植物は、こんなことができるのでしょうか。
デンプンは、炭素と、水素と、酸素からできています。炭素は鉛筆の芯にも使われている黒い粉、水素は火をつけると燃える気体、酸素はものが燃えるのに必要な気体(物質が酸素と反応して熱や光を出す現象を「燃える」といいます)です。
この3つは、バラバラのときは生き物の栄養分にはなりませんが、あるパターンで組み合わさると、デンプンという栄養分になります。
水は「水素と酸素」でできています。二酸化炭素は「炭素と酸素」でできています。この2つが組み合わさって「炭素と水素と酸素」でできたデンプンになるわけですね。
そして、このとき酸素が余ります。それは葉っぱから外に出されます。こうして植物は、水と二酸化炭素から、デンプンと酸素を作ります。