今日の1科学【海中での視界】
エイコはたちまち「モモンガ先生2号」を見失っていましたが、それは当然です。
海のなかでは、どんなに水がきれいでも、100m潜るごとに、太陽の光は100分の1に暗くなります。光が水で反射されたり、吸収されたりするためです。
晴れた日の昼間でも、水深100mまで潜ると、光は100分の1になります。夕方ぐらいの明るさです。さらに潜って水深200mでは、光はその100分の1に。
「100分の1」×「100分の1」は「1万分の1」ですから、これはもう、家庭用の照明の小さな電球をつけたぐらいの明るさになるということです。
水深300mでは、光はさらに100分の1になりますから、つまり1000万分の1。もう真っ暗ですね。モモンガ先生2号にはモノスゴク強力なライトをつけましょう。