今日の1科学【シベリアへ連れていかれる理由】
マンガのなかで、モモンガ先生は「シベリアへ連れていかれる」と心配していますが、これはどういう意味でしょうか。
マガモは、日本では「冬鳥」です。冬鳥というのは、その地域で冬を越す渡り鳥のことです。日本で過ごす冬のあいだに「つがい(カップル)」になり、春になるとシベリアなどの寒い地域に飛んでいきます。
そして、4月から8月にかけて卵を産んでヒナを育て、秋になると日本に帰ってきます。なかには、北海道や本州で卵を産むものもいます。
だから、春にカモの群れにつかまって空を飛ぶと、シベリアに連れていかれる可能性もあるわけです。気をつけましょう。