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ヘンゼルとグレーテル 第5話

柳田理科雄のちょこっと解説!

柳田理科雄

今日の1科学【お菓子を食べると太る?】
食べものには、炭水化物(糖質)、脂肪、タンパク質、ビタミン、ミネラル、食物繊維の六大栄養素が含まれます。このうち、人間がエネルギー源にできるのは、炭水化物と、脂肪と、タンパク質です。

タンパク質は、筋肉など体を作るのにも使われ、摂りすぎた分は体の外へ排出されます。炭水化物は、摂りすぎると脂肪に変わり、皮膚と筋肉のあいだの体脂肪や、内臓脂肪になります。摂りすぎた脂肪は、そのまま体脂肪や内臓脂肪になります。

そして、お菓子は、炭水化物と脂肪のカタマリです。だから、栄養が足りているうえに、お菓子を食べすぎると、太ってしまうのです。
食べものに含まれるエネルギーの単位は「キロカロリー」で、1キロカロリーは1㎏の水の温度を1℃上げるエネルギーです。脂肪には、1gあたり9キロカロリーのエネルギーが含まれます。

炭水化物が脂肪に変わっても、エネルギーの総量は変わりません。お菓子の場合、食べて運動しないと、9キロカロリーあたり体重が1g増えることになります。