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ヘンゼルとグレーテル 第4話

柳田理科雄のちょこっと解説!

柳田理科雄

今日の1科学【キャンディの柱】
『ヘンゼルとグレーテル』絵本では、お菓子の家の柱として「棒状のキャンディ」が描かれていることが多いようです。「なるほどー」という気もしますが、キャンディの柱で、お菓子の家を支えられるのでしょうか。

挿絵に描かれたヘンゼルの身長を140㎝として測定すると、お菓子の家は屋根の高さが3.4mもあります。この大きさで、お菓子でできているとすると、重さは3tぐらいになります。そして、キャンディの柱は、直径17.5㎝です。

棒の形をしたキャンディを買ってきて実験すると、この太さのキャンディは1本で4.6tを支えられることがわかりました。家を作るには、柱は少なくとも4本は必要ですから、合計18.4tを支えられることになり、3tなど楽勝!

キャンディは、かなりの強度を持ったお菓子なんですね。お菓子の家の柱がキャンディなのは、やっぱり「なるほどー!」です。