今日の1科学【弓】
弓は、石器時代から使われている狩猟道具および武器です。
オーストラリアとタスマニアを除く世界じゅうにありました。木や竹に弦を張って引っ張り、元に戻ろうとする弾性力で矢を飛ばします。
弓が生まれる前は、投げ槍が使われていました。
弓矢には、投げ槍より「速く遠くまで飛ばせる」「狙いが定めやすい」という長所がありましたが、矢は槍よりはるかに軽いので、威力が弱いという短所もありました。これを補うために、大きな動物を狩るときは毒矢も使われました。
弓には長さと素材によって種類があります。
長いのが長弓、短いのが短弓で、1本の木や竹で作られるが単弓、2本以上を組み合わせて作られるのが複合弓です。日本の和弓は複合弓で、世界最長クラスの長弓です。