今日の1科学【コンクリート】
コンクリートとは、セメント(水と混ぜてしばらく経つと固まる粉末。石灰石などから作られる)に水と、砂と、砂利を混ぜたものです。水だけを混ぜたものを「セメントペースト」、水と砂だけを混ぜたものを「モルタル」といいます。
コンクリートは、建物の重みに耐える力は強いですが、地震のときにかかる横からの力に弱いので、内部に「鉄筋」という鉄の棒を埋め込んだ「鉄筋コンクリート」として使われます。鉄筋は、横からの力には強いですが、上から押さえつけられと、曲がってしまいます。
鉄筋コンクリートは、建物の重みにコンクリートで耐え、横からの力に鉄筋で耐えているわけです。このように2つ以上の材料を組み合わせて、お互いの弱点を補うようにしたものを「複合材料」といいます。