今日の1科学【周期表】
モモンガ先生は、いろいろな金属でできたモモンガ先生で、「周期表」を作ろうとしています。周期表とは、何でしょうか。
元素によく似た言葉に「原子」があります。その違いは、元素が物質の種類であるのに対し、原子は物質を作る小さな粒のことです。
原子は、その構造から、「原子番号」という番号をつけることができます。たとえば「水素は原子番号1番」「ヘリウムは原子番号2番」という具合です。これが明らかになった1800年代、原子番号が「8だけ違うもの」や「18だけ違うもの」のなかに、似た性質を持つものがあることがわかりました。
たとえば、銅は原子番号29番、銀は原子番号47番で、原子番号が18だけ違いますが、「熱や電気をよく伝える」「薬品に強い」という共通の性質を持っています。
1869年、ロシアの科学者メンデレーエフが、「元素をうまく並べて表にすれば、原子番号と元素の性質の関係がひと目でわかる」と考えました。こうしてできたのが周期表です。周期表は、科学を学ぶ人にとって、とても大切なものです。
