今日の1科学【方向を決められない】
気球は、飛んでいく方向を自分で決めたり、選んだりすることはできません。
気球が上昇するのは、平均密度がまわりの空気より小さいときです。そうするために、気球の操縦では、バーナーを強くして、気球のなかの空気を温めて体積を大きくします。
降りたいときは、バーナーを弱くしたり、暖かい空気を気球のてっぺんの「弁」から抜いたりして、暖かい空気の体積を減らします。
つまり、気球にできるのは「上昇するか、下降するか」だけ。どの方向に飛ぶかは、完全に風まかせです。