今日の1科学【10の23乗】
今日のマンガには、「兄はケチの上にドが10の23乗もつくドドドド……ケチなのです」というセリフが出てきます。「10の23乗」とは、どういう意味でしょうか。
数字Aの右上に、小さな数字Bを書いたものは、「AのB乗」と読み、「AをB個かけなさい」という意味です。この小さなBを「指数」といいます。たとえば、「2の3乗」とは「2×2×2」のことで、計算すると8になります。
これと同じように「10の23乗」とは、「10×10×10×10×10×10×10×10×10×10×10×10×10×10×10×10×10×10×10×10×10×10×10」「100000000000000000000000」を意味します。日本の伝統的な書き方では「1千垓(がい)」です。
科学では、このように大きな数を扱うことがあります。そのとき、指数はとても便利です。