今日の1科学【風切羽】
鳥の体は羽に覆われています。羽は皮膚が変化したもので、哺乳類の体毛や、魚類や爬虫類の「うろこ」と同じものです。生物学では「羽毛」といいます。
羽毛には5種類があります。その代表は、正羽(せいう)と綿羽(めんう)です。
正羽は、硬い羽軸(うじく)の両側に、細い羽枝(うし)が並んだもので、翼についたものを風切羽(かざきりばね)、尻尾についたものを尾羽(おばね)といいます。前に進む推進力や、風を受けて浮かび上がる揚力を生み出します。
綿羽は、羽軸のない柔らかなふわふわの毛で、他の3種類の羽毛とともに、体温を保つ役割をします。