今日の1科学【オロチが固まった理由】
8つの頭の意見が4対4に分かれる確率は、どれほどでしょうか。その計算の方法は、高校の数学で習います。少し難しいので、ここでは結果だけを書きますね。
意見が7対1に分かれる確率は、「128分8」=「16分の1」です。
7対1に分かれるのは、全員の意見が一致するより8倍も起こりやすいということです。
6対2に分かれるのは「128分の28」=「32分の7」です。
5対3に分かれるのは「128分の56」=「16分の7」です。
4対4に分かれるのは「128分の35」です。
こうして比べると、「5対3」までは、数が近づくほど確率は大きくなってきたのに、「4対4」で急に小さくなっていて、不思議な気がします。これは「5対3」の分かれ方には「5つが右、3つが左」と「3つが右、5つが左」の2つのパターンがあるのに対して、「4対4」の分かれ方には1つのパターンしかないからです。確率って、面白いですね。