今日の1科学【体積が変わる理由】
液体や固体が気体になると、体積はものすごく大きくなります。
たとえば、水が沸騰して100℃の水蒸気になると、体積は1700倍になります。また、二酸化炭素をマイナス78.5℃以下に冷やすと、「ドライアイス」という固体になりますが、気温が20℃のときにドライアイスが二酸化炭素になると、体積が850倍になります。多くの固体や液体は、気体になると、体積が1000倍ぐらいになります。
これは、私たちの身の回りの物質が、すべて原子(物質を作る小さな粒)や、分子(原子が合体したもの)でできているからです。固体や液体のときは、原子や分子はくっつき合っていますが、気体になると、バラバラに離れて飛び回るので、体積がケタ違いに大きくなります。