今日の1科学【ニンニク】
ニンニクは、どんな植物なのでしょうか。植物の分け方にはいろいろあるので、ここでは『岩波生物学事典』(岩波書店)に沿って説明しましょう。
ニンニクは、ユリ科の植物です。ユリ科には、ユリ、スイセン、チューリップ、ヒガンバナ、ネギ、タマネギ、ニンニク、ニラ、カタクリなどがあります。
ユリ科の植物は、葉脈が葉のつけ根から先端に向かって平行に走っていて、根がどれも同じ太さのひげ根になっています。このような植物を「単子葉植物」といいます。
また、ユリ科の植物は球根でも増えますが、種子でも増えます。種子で増える植物を「種子植物」いいます。
生物学の分類では、ニンニクは種子植物門・単子葉植物綱・ユリ目・ユリ科・ネギ属の植物です。