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北風と太陽 第2話

柳田理科雄のちょこっと解説!

柳田理科雄

今日の1科学【追い風】
「追い風」とは、自分が進む方向と同じ向きに、後ろから吹く風のことです。これとは逆に、前から吹いてくる風が「向かい風」です。
昔の船は、帆に風を受けて進んだので、風の向きはとても重要でした。向かい風のときは港に停泊して、追い風が吹くのを待ちました。

飛行機にとっても、風の向きはとても大切です。飛行機は、翼に受ける風の力で飛びます。飛行機が離陸する前に滑走路を走るのは、飛び立つのに必要な風を翼に受けるためなので、向かい風が吹いていたほうが離陸しやすい。でも、ひとたび飛び上がってしまうと、追い風が吹いていたほうが速く飛べます。
マンガのなかでモモンガ先生が「追い風~」と喜んでいますが、後ろからの風で、いつもより速く飛べるんでしょうね。