今日の1科学【脳と体の関係】
人間の体は、脳の命令で動きます。脳はいくつかの場所に分かれていますが、体を動かすときには、大脳、小脳、中脳が大切な働きをします。
たとえば歩くとき、大脳が「歩こう」と考え、「どこへどんなスピードで歩くか」を決めます。そして、小脳が記憶している体の動かし方のデータを元に、「どの筋肉をどんな順番と速さで動かすか」という計画を立て、筋肉に信号を送ります。筋肉がどのように動いたかは、大脳に伝えられて、次の信号を送るときの参考にされます。この間、中脳は体のバランスを保つ信号を筋肉に送っています。
もし、マンガのヨマタモモンガ先生のように、脳が4つになってしまったら、「どこへ歩くか」さえ決められず、動きはぎこちなくなるでしょう。