今日の1科学【雑誌のフロク】
数年前まで、小学生や幼稚園児向けの月刊雑誌が学年ごとに出ていて、たくさんの付録がついていました。その多くは、薄いボール紙でできていて、自分で組み立てるものでした。
僕が子どもの頃によくあったのが、太陽の光を当てると絵が紙に写る「日光写真」、ラジオのアンテナと同じ仕組みで伸びたり縮んだりする「忍者刀」、紙の人形に紙の服を着せる「着せ替え人形」など。テレビのヒーローのお面や、武器やマシンの模型もありました。
忘れられないのが、高さが1mを超える「東京タワー」です。作るのが大変で、紙なので長持ちはしませんでしたが、完成した瞬間には、喜びが湧きあがり、しみじみと眺めては「いつか本物の東京タワーに登ってやる!」と決意したものです。自分の手で物を作るのには、他では味わえない喜びがあります。